都市の壁面に残る、ひとつの痕。
消されることなく、ただ黙って存在し続ける“跡”。
八寸なごや帯「弾痕」は、その無骨な気配をまとうための一本です。
帯地はカーボンをイメージしたシャープで密度のある織り。
無地に見える表面に、わずかな凹凸と影が潜み、硬質さを感じさせます。
飾り気はゼロ。必要以上の演出を排除した、荒削りな潔さ。
それだけにそこ現れる「弾痕」の痕跡は鋭く際立つ。
まるで、コンクリートに刻まれた微かな破壊のあと。
語りもしないし、主張もしない。ただ“そこにある”。
日常のカジュアルきものを、ひとつだけ硬質な方向へ。
流行ではなく、意思で締める帯。
静かで、強く、少し危うい。
「弾痕」は、そんな空気を纏いたい日に選ぶ一本です。
＊前腹柄は7枚目の画像になります。
 
素材　：　絹80％　分類外繊維20％
サイズ：　巾約31cm　長さ約368cm
 
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＊天然繊維を主原料とした織物の為、サイズには誤差を生じます。
　あらかじめご了承ください。
 
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